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気持ちがおちつくような心地いい感覚 

休日にふらっと出かけましたら、何やら人が並んでいるではありませんか。

気になり戻ってみますと、住宅街の一角に蕎麦屋がありました。

人が並ぶくらい「おいしい」のだろうか?

私は「おいしい」にすぐ引っ張られてしまいます。

最後尾に並び、ガラス越しにおいしそうにそばを食べているのをちらりと見ながらしばし待ちます。

 

「新そば はじめました」

 

目に入ってきた瞬間「はやくたべたい」

さらに待ちついに呼ばれ十割そば御膳を注文。

待っている間に、おいしいそば茶と素朴な味のそば菓子をいただきポリポリ食べながらさらに待ちます。

ずっと外で立って並んでいたので香ばしいそば茶とそば菓子が身に沁みます。

手際よくそばをゆでたり、阿吽の呼吸で流れるように動かれている様子を見ていましたら、、、。

何やら急に眠たくなってきたのです。

両まぶたが落ちてきます「えっ?今からおいしそうな新そばを食べようと待っているのに、、、。」

まぶたは閉じきらないところでなんとか開けようとしますが、気を抜くといつの間にかまぶたが半開きになってしまいます。

「副交感神経が優位になっちゃったのか?」

すぐ調べると、蕎麦にはビタミンBの一種であるコリンが含まれていて、体内でアセチルコリンという物質をつくる素になり、自律神経の副交感神経の働きを活発にする作用があるのだとか。

副交感神経が優位になると体と心がリラックスモードに、体の力が抜けて心拍数や血圧を下げ心が落ち着く方向に導きます。

他にもトリプトファンも含まれていて、体内でセロトニンや睡眠ホルモンのメラトニンに変換されリラックスや眠気を誘うので、そばを食べた後、急に眠気を感じたことがある方も多いのではないでしょうかと書いてありました。

他にもいろいろな成分が含まれており、イライラ解消。肝臓に脂肪がたまるのを防ぐ働き、肝機能回復作用。便通効果、大腸がんの予防。コレステロール増加抑制、血糖値上昇の抑制。抗がん作用、認知症予防でも注目されているそうです。

ルチンはビタミンPの一種で、抗酸化作用がありストレスや紫外線、環境汚染など老化や様々な病気のリスクから細胞を守る役割を果たし、特に毛細血管を強くし、脳いっけつ、高血圧、動脈硬化予防、歯ぐきの出血、眼底出血予防が期待されている。

またそば茶よりも韃靼(だったん)そば茶には、そば茶の100倍ルチンが含まれているのだとか。

それらをさらりと見た頃に、新そばを味わいはじめ、そば湯の中にも1/3ルチン等が溶けだしているということで、そば湯も飲み干しました。

 

自宅に戻ってもお腹も満足。ん?まだ、何ともいえない気持ちがおちつくような心地いい感覚が持続していました。

 

                                                    H.H

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